こんにちは!トライです。
先日から社会人になり、つい先日まで学生だったので塾講師のバイトをやっていました。
大学生になって、バイト探しをしている方も多いのではないでしょうか。
その中でも塾講師は学生にとって人気なバイトです。
やろうか悩んでいる方も多いと思います。
この記事では、実際に塾講師でバイトしていた僕が、塾講師の稼ぎやすさや塾講師で得られるものを紹介します。
塾講師バイトが稼ぎにくい理由
結論から言うと、塾講師バイトは稼ぎにくいです。
塾講師と聞くと、時給が高いから稼ぎやすいというイメージを持っている人は意外だと思われるかもしれませんね。
塾講師バイトが稼ぎにくい理由を以下で説明します。
塾講師バイトが稼ぎにくい理由①:長時間働けない
塾講師バイトでは、長時間働きにくいです。
飲食店のバイトやコンビニバイトなど、多くのアルバイトでは1日8時間までシフトを入れることが可能です。
しかし、塾講師バイトの場合、だいたい17時~22時の間にしかシフトを入れることができません。
なぜかというと、17時以前の時間帯は、生徒が学校に行っているため、塾の授業が行われないからです。
さらに、後で詳しく説明しますが、この17~22時の間の全ての時間勤務することはほとんどないです。
たとえ、高時給だったとしても長時間働けなかったら、安い時給でも長時間働いた方が結果的に稼げるのは理解できますよね。
塾講師バイトが稼ぎにくい理由②:自分の都合でシフトを増やせない
塾講師バイトでは、他のバイトと比べて、自分の都合でシフトを増やすことが難しいです。
講師が入る授業は、講師の担当科目、空き教室の状況、他の講師の都合、生徒の要望(この先生が良い。男性が良い。ベテランが良いなど。)などを総合的に見て、塾の職員が決めます。
このように、複数の条件が絡み合っているため、自分が働ける時間を申請しても、その時間に授業が入っているどうかはわかりません。
なので、思っていたよりも授業に入れない、なんていう声もよく聞きますし、僕も週2回2コマずつしか入れませんでした。
塾講師バイトが稼ぎにくい理由③:授業時間外の業務で給与が発生しない
塾講師バイトは時給ではなく、1コマ授業したらお金が入ってくる「コマ給」という給与体制です。
このコマ給はだいたい60~90分授業して1200~2000円と高めに設定されていますが、この授業時間以外の業務では給与が発生しないことが多いです。
塾講師は授業以外でも、授業準備、小テスト作成、質問対応、日報作成、カリキュラム作成などやることはたくさんあります。
このような授業以外の業務に時間を取られてしまうと、実際の時給は他のバイトにも劣ってしまいます。
ですが、授業外業務にきちんと給与が発生する塾もあるので、面接の際などに確認しましょう。
ちなみに僕の塾では、80分授業10分授業外業務の合計90分で給与が発生していました。
塾講師バイトで稼ぐコツ
塾講師バイトは稼ぎにくいと言ってきましたが、もちろん全員がそうではありません。
しっかりと他のバイトをやっている人以上に稼いでいる人もいます。
以下に塾講師バイトで稼ぐコツを紹介します。
塾講師バイトで稼ぐコツ①:担当科目を増やす
1つ目のコツは、担当科目を増やすことです。
単純な話ですが例えば、数学だけ教えられる先生と、数学,英語の両方を教えられる先生がいたとしたら、どっちの先生の方がシフトに入れてもらいやすいでしょうか?
このように、教えられる科目数が多いだけでその分授業ができるチャンスも増えるのです。
ただし、全く知らない科目を担当して、生徒に迷惑をかけることだけは避けて下さいね。
塾講師バイトで稼ぐコツ②:季節講習でシフトに入りまくる
先ほど、塾講師は夕方~夜の時間帯にしか勤務できない、と説明しましたが、夏期講習や冬期講習は学校がないので、午前中から塾の授業があります。
さらに、レギュラーで担当している生徒も普段よりも授業数が増えるので、コマ数を増やして稼ぐチャンスです。
当然大学生の方は、自分の夏休み冬休みがあると思うので、詰め込みすぎてパンクしないように注意してくださいね。
塾講師バイトで稼ぐコツ③:指名されるような人気講師になる
指名されるような人気講師を目指しましょう!
特に個別指導の塾の場合、生徒側から「この先生がいい」と指名されることがあります。
そういった生徒が増えれば、入れるコマ数も増えますよね。
更に、塾によっては昇給制度もあり、指名が増えればコマ給も上がることがあるので、よりお金は入ってきやすくなります。
実際に僕は、何人かの生徒から指名されて、コマ数を増やすことができました。
塾講師バイトで得られるもの(お金以外)
ここまで読んできて、塾講師で稼ぐのは大変そうだから他のバイトにしようかなぁ、と思っている方もいるかもしれません。
ですが、塾講師バイトで得られるものはお金だけではありません。
全く知らない人に自分の知識を伝える経験から、今後生きていく中で役に立つスキルを身につけることができます。
僕は、これはお金を得ること以上に価値のあるものだと思っているので、紹介していきます。
塾講師バイトで得られるもの①:プレゼンテーション能力
塾講師では、プレゼンテーション能力が身につきます。
塾講師が生徒に授業をすること自体が一種のプレゼンだといえますが、大学の授業や他のアルバイトで60~90分間プレゼンをし続けるという経験はなかなかできないと思います。
塾講師として実際に教えていると、生徒の反応と照らし合わせてこう伝えればもっと伝わりやすくなるのか、こう板書を書けばより見やすくなるのか。
などなど、プレゼンのコツのようなものを自分の中に確立することができます。
プレゼンテーション能力は、今後の学生生活や社会人でも役に立つスキルなので、身につけておいて損はないです。
塾講師バイトで得られるもの②:コミュニケーション能力
塾講師バイトでは、コミュニケーション能力も高められます。
例えば、コミュ力が求められるバイトとして飲食店が挙げられると思います。
しかし、飲食店で商品の味を紹介する場合、毎回同じような言い回しになってるはずです。
これでは他に応用することができません。
一方で、塾講師では教える単元が無数にあるので単元ごとに定型文を作っている余裕はありません。その場で考えて説明できる力が求められます。
また、生徒の緊張を解くための雑談力、生徒の状況や疑問を明確にするための傾聴力なども求められてきます。
個人的には、塾講師は1番コミュニケーション能力が必要なアルバイトだと思っています。
なので、コミュ力を磨きたい人にはかなりオススメです。
塾講師バイトで得られるもの③:計画性
塾講師では、作成された生徒のカリキュラに沿って授業を進めていく必要があります。
これを計画通り進めていくには、授業ごとに何の単元をどこまで終わらせるかを考えていく必要があります。
そして、授業前には時間内に終わるようにある程度の構成を考えます。
また、カリキュラムを自分で作成することもあります。
このように、塾講師が行っている授業は、計画に計画を重ねたものになっています。
まとめ:塾講師バイトは稼げないが、やる価値はある
いかがでしたでしょうか。
僕自身塾講師バイトをやっていましたが、思っていたよりも稼げないとは思っていました。
ただ、それ以上に得られるもの、やりがいも沢山あったので、やってきて良かったと心から感じています。
この記事をアルバイト選びに役立ててくれたら嬉しいです。
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