新型コロナウイルスの影響で、テレワーク(在宅勤務)に移行し、家で作業する機会が増えたのではないでしょうか。
確かに、他人との接触を減らせるので、安心ではありますが、
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- 「家だと集中して勉強できない…」
- 「テレワークがはかどらない…」
という人も多いと思います。
そこで、今回はこれらの悩みを解決すべく、1日12時間の勉強をコンスタントに行っていた僕が、家で集中できない理由と解決方法について解説します。
家だと集中できない原因
誘惑が多い
これは1番分かりやすいと思います。
例えば、休憩でスマホを少しだけ触ろうと思っていたけど、気がついたら何時間も経っていた!
という経験がある人もいるのではないでしょうか。
スマホ以外にもテレビ、動画、ゲーム、漫画等々、家には誘惑が詰まっています。
時間が無限にあるように感じる
例えば、出かけるまで数分しかないときは数分で準備をするように努めると思いますが、出かけるまで2時間あるときには出かけるギリギリまで準備をしないということがあると思います。
このように、人間はたくさん時間があると思うと無駄に時間を消費してしまう傾向があります。
家にいると、いつ仕事が始まっていつ仕事が終わるのか、というものがなくなってしまうので、時間が無限にあるように感じてしまい、ついダラダラと過ごしてしまいます。
オンオフのスイッチ(ルーティン)がなくなる
例えば、会社や塾に通うときは、電車に乗って、建物に入り、エレベータに乗って、席につく。
このように、無意識でやっていたルーティンが実は仕事や勉強に取り組むためのスイッチになっていました。
しかし、普通に家で作業に取り組もうと思うと、会社や塾に通っていたときのようなオンオフのスイッチとなる行動がなくなります。
そうなると、リラックスの状態から集中した状態に上手く切り替えることができなくなってしまいます。
家で集中する方法
誘惑を視界から消す
先ほど、家で集中できない理由の1つとして、「誘惑が多い」ということを述べました。
その誘惑から逃れるためには、誘惑を視界から消すことが1番です。
誘惑になるもの処理方法として、例えば、
- 誘惑になるものを近くに置かない
- 別の部屋に置く
- タオルなどで被せて隠しておく
- スマホなどの小さいものは家のポストに入れる
など、誘惑になるものの存在を思い出させない仕掛けを作りましょう。
そして、仕事や勉強に必要なものだけを視界に入れるようにしましょう。
特にスマホは、全ての誘惑、煩悩を凝縮させた大変やっかいなものなので、どうにかして対処しましょう。
ちなみに僕の場合は、実家暮らしなので、リビングで勉強することで誘惑になるものから逃れていました。
ある程度のスケジュールを設けることで時間制限を作る
「時間が無限にあるように感じる」ことも家で集中できない理由の1つとして述べました。
これを解決するには、ある程度、1日にやることのスケジュールを設けることです。
スケジュールを立てることで、決められた時間にしか特定の仕事や勉強しかできないという制限を設けることができるので、時間を有限に感じることができ、集中力が高まります。
スケジュールを立てる上でポイントになるのは、以下の3点です。
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- ①細か過ぎないスケジュールを立てる
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- ②タスクシフトを意識する
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- ③仕事や勉強のスケジュールを立てる前にプライベートの時間を決めておく
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1つずつ解説します。
①細か過ぎないスケジュールを立てる
例えば、「1時間でこれをやる」とあまり余裕のない目標を立てても、1時間で終わらずに時間を延ばしてしまいます。
時間を伸ばせる環境というのは、結局、時間制限を無くしてしまうので、スケジュールを立てた意味がなくなってしまいます。
そこで、細か過ぎないスケジュールを立てる必要が出てきます。
例えば、午前中は理系科目を勉強する、仕事をやっていいのはこの時間まで、といった具合です。
こうすることで、「今やらないと後でできなくなっちゃう…!」という気持ちになるので、より集中できるようになります。
②タスクシフトを意識する
タスクシフトとは、例えば、3時間の間に英語(30分)→数学(30分)→国語(30分)→…、などのように、時間内で次々に取り組む作業を変えていくことです。
誰でも特定のタスクを続けているとモチベーションが下がってくるはずです。
なので、タスクシフトは、同じ作業を続けていくよりもモチベーションが維持しやすい。
つまり、集中力も維持しやすいです。
タスクシフトの時間的な目安は30~50分とされています。
僕の場合は、今の作業に少しでも飽きてきたら次の作業に移行しています。
更に、これに先ほど述べた「ある程度余裕を持たせたスケジュールを立てること」を意識することでより強固な集中力で臨めると思います。
③仕事や勉強のスケジュールを立てる前にプライベートの時間を決めておく
友達と恋人とご飯に行く、Zoomでお話しする、ゲームをやるなど、何でもいいです。
事前にプライベートの時間を設定しておくことで、仕事や勉強の時間をより有限であると認識することができます。
また、単純に仕事や勉強の後に楽しみがあること自体が、モチベーションになり、より集中できると思います。
仕事や勉強前のルーティンを見つける
家で集中できない理由の3つ目の理由として、オンオフのスイッチ(ルーティン)がなくなる、ということを述べました。
これを解決するには、仕事や勉強前のルーティンを決めたり、作ったりすることです。
例えば、スポーツ選手、テニス選手がサーブを打つ前やピッチャーがボールを投げる前などに、誰でも決まった動作(ルーティン)を行っているはずです。
スポーツ選手は、このルーティンを行うことでオンオフの切り替えを行い、集中することで、テニス選手だったらサーブの成功率を高めています。
このように、自分なりのルーティン見つけることで、仕事や勉強にも遙かに取り組みやすくなります。
このルーティンは、集中したいとき以外にやらない行動であれば何でもいいです。
例えば、僕であれば、目を閉じて深呼吸(5秒息を吸って、5秒息を止めて、5秒息を吐く、を繰り返す)を10分間行っています。
他にも、筋トレや散歩、絵を書く、などなんでもいいです。
個人的にオススメするのは、血行が良くなる運動系や、心を落ち着かせる瞑想系です。
積極的に10分休憩する
勉強するときや自分のペースで取り組める仕事をするときにのみ使えるオススメの集中方法を解説します。
それは、積極的に10分休憩を挟むことです。
普通は、勉強時間を1時間, 2時間と固定して頑張ると思います。
しかし、集中力がない人がいきなり勉強時間を固定したところで、その時間100%の状態で集中し続けることは不可能です。
また、勉強時間のノルマがあるため、勉強に取っ掛かりにくくなってしまいます。
しかし、僕が紹介する「積極的に10分休憩を挟む」という方法は、勉強時間は5分でも10分でもいいので、休憩時間を10分に固定するというのを繰り返します。
誰でも100%集中できる勉強時間を設定することで、勉強に取っ掛かるハードルを極限まで下げることができます。
でも、このやり方だと、
「5分、10分の勉強時間じゃ何も身につかないよなぁ…」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、騙されたと思って、疲れるまで勉強をして10分休む、そしてまた勉強して…、を続けてみて下さい。
続けているとあら不思議。段々、勉強できる時間が延びていきます。
この勉強法の注意点は、休憩時間に誘惑などの情報を入れないことです。
これを読んでいる皆さんも経験あると思いますが、休みすぎてしまうと、もうやる気が起こらなくなりますよね。
【まとめ】自分のやりやすい方法から試してみよう
いかがでしたでしょうか。
家での作業に集中できない原因と解決策を最後にまとめておきます。
原因①:誘惑が多い
→誘惑になるものを視界から外す
原因②:時間が無限に感じる
→1日のスケジュールを設ける
原因③:オンオフのスイッチ(ルーティン)がなくなる
→仕事や勉強前のルーティンを見つける
その他解決策→ 積極的に10分休憩する
これ以外の方法でも原因に対する解決方法はたくさんあると思いますが、自分にやりやすい方法がこの中にあれば、是非試してみて下さい。
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